目堂雅明(メドウマサアキ) ▼スピリチュアルな絵描き▼

画家になりたい絵描き/スピリチュアル/松果体至上主義/未来から来た者の日記

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【妄想】ある絵描きが考える「世界観」▼ 前半

まえがき

ワタクシ目堂雅明は

絵描きでございます。

 

しかし、これは絵で描き表せないと感じることがどうしてもあります。

厳密には、その一場面を描くことは叶ったが他の人に伝わらなかった「テーマ」がございます。

それは…

 

ワタクシの精神世界の一幕。

 

いいえ。

ワタクシが見た「ある時間軸の物語」。

量子世界の狭間で見た、「無数の宇宙の中の宇宙の一幕」と表現しても良いでしょう。

 

つまり、ワタクシが観測した「物語」です。

 

物語を表す絵といえば絵巻物や絵本、宗教画を思い出しますが、

それらは文字という情報があって成り立ったり、

予め物語が鑑賞者の頭に入っていることが前提として成り立つものである。

 

在籍していた大学でそう学びました。

 

卒業制作にて絵巻物を元にした絵を制作したこともございましたが、

 

 

同期生方や先生方からは、

「どこから見れば良いかわからない」と。

 

つまり

・どの位置から読めば良いかわからない。

・考察しようにもモチーフが独特過ぎて考察しにくい。

 

という声が挙がってしまったのです。

 

 

ちなみに右から左に読みます。

こう説明しないと鑑賞者の方がわからないのです。

 

 

やはり一枚の絵で物語を他の人に共有することは、至難の技でございます。

 

それを可能にする技を追い求めても良いのですが、

上手くいくことのないまま悶々としてしまうと、

 

ビッグバンの如く膨れ上がって

ワタクシの破裂と共にこの世界が消し飛んでしまう危険性があるので、

 

今回当ブログにてガス抜きがてら執筆することに致します。

※ついでにワタクシの過去絵も交えながら語っていこうと思います。

 

 

 

 

 

▼ 此の世は 母と子によって創られた ▼

 

 

世が「ルゥシ(粒や波に変化する風または泥)」、

そして「ムファ(一輪の赤い花)」しかなかった頃。

 

 

ムファの花托から種が飛び出し、

大輪の花火のような火花と共に、

「オモカ(主神)」が顕現なされた。

 

両性具有でありながらも柔らかく、慈愛に満ちた美しい神だった。

 

※イメージ図です。

そして神はルゥシを食み腹を膨らし、

そして自ら子を成し、恍惚と共に子を産んだ。

 

子といえどそれは、

「ワラワラ(大きな丸い物体の集合体)」のようなものだった。

 

モカミはルゥシを目の視線で寄せ集めて、

「モチ(彩雲のようなもの)」を創造し、子を安置した。

 

やがてワラワラの粒の一つに

愛らしい目が二つ現れ、集合体から飛び出した。

 

「ンニャア ンニャア」

と泣き出したその白い子をオモカミは抱きかかえ、

「コォド(お乳)」を与えた。

 

コォドはオモカミの指先から与えられ、

たちまち子は成長した。

 

子は「オト(喉以外から発せられる音)」を発し、

モカミを「アチャ」と呼んだ。

 

モカミは子を「ワラワゴ」と名付けた。

 

 

たちまちワラワラから次々と子が産まれ、

「ンニャア ンニャア」と泣き出したところにコォドを与えた。

 

▼▼▼▼▼

 

コォドを与えたワラワゴは

あらゆる姿に成長した。

 

丸いもの、四角いもの、三角のもの、楕円形のもの、不定形なもの。

そして子はもれなく「サイ(才能、力、得意なこと)」があった。

 

特に最初に産まれた子は

モカミと同じようなサイ、

 

ルゥシを取り込み、物体を創るという力があった。

 

子どもなので子を産めなかったそのワラワゴは

目の視線で寄せ集めてつくったモチから色々創った。

二つ足のもの、四つ足のもの、口があるもの、耳があるもの…

 

しかし、

創った瞬間に何故か下に落ちて奈落に消えていった。

「イナイナイ イナイナイ」と泣いて悲しむワラワゴを見かねたオモカミは、

ある提案をする。

 

「アラ ノ カロキ ミ ヤ ツクレヌ(私たちと同じく軽い身を創れば良いではないか)

 

閃いたワラワゴは試行錯誤をした結果、

サイを持った別のワラワゴをモチに取り込んで創ると、

浮遊することを発見した。

 

ワラワゴはモチより軽かったのだ。

 

二つ足のもの、四つ足のもの、口があるもの、耳があるもの…

それを創っては飛ばし、やがて世は賑やかになっていった。

 

 

やがて、じっとしていることが得意なワラワゴを集めて、

「リクチ(止まる大群=陸)」を創り、

動くことが得意なワラワゴを集めて、

「カイル(動く大群=海)」を創った。

 

 

やがてワラワゴたちによる創造物は、そこで遊ぶようになった。

 

▼▼▼▼▼

 

しかし、

創造物は次第に「ムルアェ(群れ)」を成し

自分たちのムルアェを大きくしようとし、

「別の創造物を取り込むこと」をし始めた。

 

つまり捕食だ。

 

やがて、

強いムルアェが食い、弱いムルアェが食われるという

闘争がリクチやカイル内で起こった。

 

楽しく遊んでいたワラワゴたちは

一つの塊になるにつれ、

 

ワラワゴは食われる憎しみと悲しみ、恐怖により

母であるオモカミのことを忘れ

 

コォドを摂取しなくなり、

ついには石のように重くなりつつあった

 

それを悲しく思った慈悲深きオモカミは、

ワラワゴにこの様を見せ、こう述べた。

 

「クゼ ヤ (此の状況を救いなさい)

 

ワラワゴは考えに考え、閃いた。

 

「オモカミ ウム ヤ(主神を創ろう)

 

そう考えたワラワゴが

辺りを見渡すと、

 

自分と違う黒いワラワゴを発見した。

黒いワラワゴもこの様をじっと見ていた。

 

「コデオァ モチモノ オチ タラン(このままでは創造物は奈落に落ちるだろう)

 マモル カミノメメ アガ ヤ メイ (見守る主神の目(となる事)が私の使命か)

 

 アガ サイ メメ アケル コトナリ (私の才は目を開ける(=覚まさせる)ことだ)

 サイ ファ ミサクコト シコウナリ (才能の花が咲くことは至高だ(=才能を活かすことは至高だ))

 

黒いワラワゴがそう述べたので、

白いワラワゴはそれを叶えてあげた。

 

モカミのような美しさと

モカミとは違う厳かさ。

 

逆三角の形は、無限に広がる天を思い出させる。

 

こうして「クロサカシカミ(黒の神)」が顕現なされたのだ。

 

 

「キゥキゥニ テンセイノゴトク メメアケテ

 キゥキゥニ テンセイノゴトク メメアケテ

 キゥキゥニ テンセイノゴトク メメアケテ

 

 モチモノガ アラガアチャノミ ミユルヨウ」

 

(急々に点睛のように目を開けて……創造物が私たちの母の身を見ることができますように)

 

クロサカシカミがそう唱えると、

無数の黒い矛が創られ、リクチやカイル目掛けて放たれた。

 

▼▼▼▼▼

 

こうしてクロサカシカミと

 

白いワラワゴ、

後にシロサカシカミと呼ばれる神は、

 

 

創造物の住む世界の管理を担うことになったのだ。

 

その証として、

 

白いワラワゴが創ったリクチ(陸)に

刺さった黒い矛から

黒い木が生えたということから、

 

シロサカシカミは土を、

クロサカシカミは木を目印にしたという。

 

 

 

 

 

▼ 此の世の創造物は陽と陰に分けられる そして五体の神に見守られる ▼

陽と陰。

 

それは、白い神黒い神の目を表す。

 

白い神、シロサカシカミは目に見える肉体を。

黒い神、クロサカシカミは目に見えない精神を司る。

 

黒い矛の雨の後、

シロサカシカミは白い槌を用いて、あらゆる万象の身を創造し、

クロサカシカミは黒い祝福の矛を与え、万象の身に知性を与えた。

 

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万象の身体の中心にあると言われる

黒い矛の中心の軸には7色の色がある。

 

下から

(赤)(橙)(黄)(緑)(青)(藍)(紫)」と言う。

 

人間の軸を例に挙げると以下の通りだ

 

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黒い矛が与えられた創造物は、

 

主神であるオモカミ様の姿を見ることができ、

モカミ様の慈悲を受けることができる。

 

それと共に「イロファ(生きるための花(=力))」を制御することが可能となる。

 

ムは「命そのもの」

ウは「感情の力」

オは「平穏や楽しみを感じ取る力」

アは「愛を感じ取る力」

エは「創造する力」

イは「真実を見る第三の目の力」

ンは「神のお姿を見る第四の目の力」

 

▼▼▼▼▼

 

創造物はその「イロファ リツ(生きるための力を制御する力)」を手に入れたことで

色と神を観測し続けた結果、

 

不思議なことが起きた。

 

なんと創造物の一部が変化し、三体の神が産まれたのだ。

 

生命と火を司る赤の神、アカサカシカミ。

平穏と光を司る黄の神、キノサカシカミ。

創造と水を司る青の神、アオサカシカミ。

 

神に創られた創造物が神に成った。

これは大いなる生命の祝福だった。

 

三体の神は、

 

肉体と土を司る白の神、シロサカシカミ

精神と木を司る黒の神、クロサカシカミと共に

 

創造物が住む世を見守ることにした。

 

 

主神オモカミ様の名の下に…

 

(終)

 

 

追記(8/21):後半が完成しました!

こちらからいらっしゃいませ↓

medo-ancientart.hatenablog.com